- テレアポのバイトってどんな感じ?
- 稼げるって聞くけど、その分きついの?
そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
テレアポ(テレフォンアポインター)のバイトは、高時給である一方で、「メンタルが削られる」「きつい」という声も多い仕事です。
とはいえ、実際に経験してみないと、本当に自分に合っているのか分からないですよね。
そこで今回は、テレアポバイトの仕事内容や、きついと言われる理由、実際の現場のリアルについて詳しく解説していきます。
実際のテレアポ経験を基に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
テレアポバイトの基本情報

テレアポの仕事内容と流れ
テレアポの仕事内容は、企業の商品やサービスを電話で案内し、アポイントを獲得することです。
- リストを確認:架電リスト(顧客情報)をもとに、電話をかける相手を確認します。
- トークスクリプトの準備:企業ごとに決まった話し方(トークスクリプト)が用意されていることがほとんどです。
- 電話をかける:1日で100〜300件以上かけるのが一般的。
- アポイントを取る:興味を持ってもらえたら、訪問や契約のアポを取ります。
- 結果を記録する:成功・失敗の理由を記録します。アポが取れなくても、できるだけ情報を抜いて次回架電の作戦考案に活かします。
ひたすら電話をかけ続けるシンプルな業務ですが、実際にやってみるとまったく話を聞いてもらえないため、内容的には難しい仕事です。
しかし、その分インセンティブがあったり、そもそもの時給が高いので、非常にやりがいを感じられますよ!
テレアポがきついと言われる理由
テレアポバイトがきついと言われる主な理由は、以下の3点です。
- 断られる数の方が圧倒的に多い
- 毎週or毎月のノルマがある
- お客さんからは、怒られたり冷たい対応をされることが多い
まず、1日中電話をかけまくっても、アポイントが0件なんてザラにあるのがテレアポです。
それだけ断られる確率が高く、更にいきなり電話をするわけなので、お客さんの対応は冷たいことがほとんどです。
お客さんからいろいろ言われるので、繊細な人や短気な人はやめておくのが賢明ですよ!
テレアポバイトのメリット
きつい面があるとはいえ、テレアポバイトには以下のようなメリットもあります。
- 時給が高い
- インセンティブがある
- 座った状態で仕事ができる
- コミュ力が鍛えられる
テレアポバイトの最大のメリットは、大きく稼ぐことができる点です。
ただし、誰でも最初からインセンティブを獲得できるような簡単なものではなく、なかなか慣れるまでは歩合で稼ぐのは難しいでしょう。
また、扱う商材によって難易度がまったく異なるので、求人探しや面接のときに確認しておくのがおすすめ。
インセンティブが高額なものほど難易度が高く、1件も売れず心が折れてしまう人も多いので、欲張らず簡単な商材から始めてみましょう。
私はいきなりOA機器(1台数百万する複合機など)の担当になり、難しすぎて地獄を見ました…
無料・安価な商材もあるので、そこから始めて少しずつ慣れていくのがいいですね!
実際のテレアポ現場ってどんな感じ?

最初は憂鬱…そしてメンバーの入れ替わりが激しい
テレアポの仕事は、相当コミュ力が高い、もしくは営業経験者以外の人は、最初かなりしんどいかと思います。
また、1日中断られ続けるため病んでしまう人も多く、なかなか続けられる人が少ないというのがリアルな現場事情です。
急に電話をかけている立場なので、怒ってくる人や嫌味を言ってくる人も多いですしね…
ただ、続けていればメンタルはかなり鍛えられますよ!
営業トークがめっちゃムズい!
営業未経験で始めた身からすると、ここが本当に難しく感じました。
「トークスクリプト」という話す内容のテンプレはあるのですが、相手からはすぐに拒否されてしまうため、なかなかスクリプト通りにはいきません。
そのため、話を切られないよう
- 営業感を出さない
- 明るく抑揚をつけた話し方にする
- アウトの返しを考えておく
など工夫する必要があり、シンプルに見えますが意外と慣れるのに時間がかかります。
アウトとは、お客さんから言われる拒否の言葉。例えば、「いらない」「興味ない」「忙しい」などが多いです。
また、これらを考慮した上で自然に会話のキャッチボールをしなくてはならず、同僚でも苦戦する人は多く見受けられました。
ですが、すぐにトークをマスターしている人もいたため、話すのが得意な人にとっては然程難しくないのかもしれませんね!
顧客を見分けるセンスと運も必要
どんなベテラン営業マンが売り込んでも、無理なお客さんは無理です。
そんな防御力が高いお客さんを、アルバイトごときが契約まで持っていけるはずありませんよね。
そこで、
- お客さんを見分ける「センス」
- 良いお客さんに出会える「運」
の2つの要素が必要になるのです。
もちろん、トークの実力も大きく影響しますよ!
そのため、トークの実力がつくと契約を取れる“確率は“高くなりますが、成績に波が出てしまうことなんてザラです。
ドラマのようなキツいノルマはない
営業と聞くと、「ノルマがしんどそう…」と思う方も多いかもしれません。
実際、毎月ノルマに追われるのがしんどいのは事実ですが、今の時代は令和です。
ドラマで見かけるようなヤバすぎるプレッシャーはなく、しかもアルバイトであれば尚更ノルマのハードルも低いでしょう。
ノルマは達成しないといけないものですが、達成できなかったからといって特別悪いことされる心配はありませんよ。
ですが、達成できないとインセンティブは貰えないかもですね…
そこは企業ごとに異なるので、入社時の契約内容次第です!
インセンティブでモチベ爆上がり
営業の醍醐味と言えばインセンティブですよね。
ある程度慣れてくると、インセンティブが貰えるくらいの成績を出せるようになり、ここからが楽しくなっていきます!
契約を取れると
- ゲームで大当たりを引いた感覚
- お金が貰えて更にモチベが上がる
このような感覚を覚えるようになり、ようやく仕事にやりがいを感じられるようになるでしょう。
最初は上手くいかないものなので、まずは様子見で半年ほど続けてみるといいですよ!
テレアポバイトに向いている人・向いていない人

テレアポに向いている人の特徴
テレアポバイトに向いているのは、以下のような人です。
- 人と話すのが苦にならない人
- メンタルが強い人
- お金に貪欲な人
当然、テレアポは話すことが仕事なので、人と話すことができるというのが大前提。
それに加えて、相手から拒否されることが多いためメンタルの強さが必要になり、更に、辛い仕事なのでお金に貪欲でないとモチベーションを保つのが難しいでしょう。
コミュ力が高いなら、とりあえずチャレンジしてみてもいいと思いますよ!
テレアポに向いていない人の特徴
テレアポバイトが合わないのは、以下のような人です。
- 話すのが苦手な人
- 否定を真に受けてしまう人
- 考えが優しすぎる人
話すのが苦手な人には当然向きませんが、意外にも真に受けやすい人や考え方が優しすぎる人にも向かない仕事です。
というのも、お客さんから煙たがられるのがデフォルトなので、いちいち真に受けていてはメンタルが持ちません。
また、営業の仕事というのは、”嘘”は吐きませんが”盛る”ことはあります。
そこで、
というのがポイントになり、これができないとそもそも話を聞いてもらえません。
そのため、相手を騙すような感覚に陥ったり、迷惑電話をしているように感じてしまうなど、考え方が優しすぎる人には酷な仕事となるでしょう。
向かない人はチャレンジしない方がいい?
向かない人でも挑戦してみることは大切です。
かく言う筆者も、「コミュ障」「人見知り」「上がり症」というまったく向かない性格でしたが、今ではやってみて良かったと思えています。
もちろん、最初は周りよりも断突で成績が悪くてしんどかったです…
ですが毎日電話ばかりしていると慣れるもので、
- 人と話すことに抵抗がなくなった
- ハキハキ話すのがデフォルトになった
- 何を言われても気にならなくなった
という変化があり、こんな自分でもこの仕事を続けることができました。
毎日数百人と電話で会話をするので、「話す」こと自体の抵抗がなくなり、噛んだりどもったりしてしまう「上がり症な喋り方」も落ち着くなど、個人的には様々なメリットを体感できています。
まとめ|テレアポバイトは向き不向きがあるが、スキルアップには最適!

テレアポバイトは、「きつい」「大変」と言われる仕事ですが、コツをつかめば楽しく働くこともできます。
能力次第では大きく稼ぐことも可能なので、気になった方はぜひ試してみてください。
ただし、すぐに成果が出るような仕事でもないため、まずは半年ほど頑張ってみることをおすすめします!


