いざ初めてのバイトに取り掛かってみると、「思っていたのと違う」「雰囲気が合わない」と感じることってありますよね。
- 店の雰囲気が自分に合わない
- 仕事内容が苦痛
- 上司や先輩の態度が厳しすぎる
このように、バイトを始めたその日に「辞めたい」と思う理由は人それぞれです。
実際、私も学生時代に合わないバイトを1日で辞めた経験があります。
そんなすぐに辞めてしまう側の視点と、現在の店長経験者としての視点から、今回は「すぐに辞めるべきか?」「辞める際の注意点」などを皆さんに共有できればと思います!
バイトが合わないと感じる要因
仕事内容や職場の雰囲気が想像と違う
バイトを始める前は「自分に向いていそう」と思って応募した仕事でも、実際に働いてみると想像とは大きく異なることがあります。
例えば、接客業に挑戦したものの、お客様との会話がストレスになったり、逆に裏方作業が単調でつまらないと感じることもあるでしょう。
さらに、職場の雰囲気が思っていたよりもピリピリしていたり、店長や先輩が怖かったりと、様々なギャップを感じる要因があります。
人間関係の問題がストレスに直結する
初日のバイトで特に重要なのが人間関係です。
新人を温かく迎えてくれる職場もあれば、冷たい対応をする先輩や無関心な店長に当たってしまう場合もあります。
このような場合、初日から孤独感を味わい、「ここでやっていける気がしない」と強く感じることもあるでしょう。
仕事内容が自分に合っていても、人間関係が悪い職場は長続きしません!
「辞めたい」と思うのは甘えなのか?
「1日で辞めるなんて甘えだ」と考える人もいるかもしれませんが、それは本当に正しいのでしょうか?
確かに、すぐに辞めることにはリスクも伴います。
しかし、自分に合わない環境で無理をして働き続けることは、結果的に自分を追い詰めるだけです。
むしろ、「自分に合わない」と気づいた時点で適切に行動するのは、甘えではなく自己管理の一環と言えるでしょう。
合わないならどうせ辞めることになるので、すぐに行動に移すのも立派な選択ですよね。
研修を受けるだけ受けて中途半端に辞めるよりは、すぐに辞める方が自分のためにも職場のためにもなります!
バイトをすぐに辞めてもよいケースと注意点
心身の健康に影響を及ぼす場合
仕事のストレスが体調に影響を及ぼすようであれば、迷わず辞めるべきです。
例えば、不眠や食欲不振を感じる場合、それは心身が「この環境は危険だ」と警告を発しているサインかもしれません。
無理をして続けることで、長期的な健康問題につながるリスクがあります。
人間関係や仕事内容の向き不向きでストレスが溜まり、メンタルだけでなく体にもストレスによる不調が現れることもあるでしょう。
状態を悪化させない、発症させないためにも、危険を感じたのならすぐに辞めてしまうのも一つの手です。
「辞める」というのは悪いことではなく、誰でも平等に持っている権利です!
他に選択肢がある場合
バイトをすぐに辞めてしまうのも一つの手段として紹介しましたが、他に選択肢がある状態で行動を起こすのが望ましいです。
例えば、なかなか面接に受からず、ようやく入社できたような場合、当てもなく辞めてしまうとしばらく働けなくなってしまいますよね。
そのような場合は、貯金をしておくか、他のバイト先の検討を付けておく、もしくは辞める前に面接を受けておくなど、他に選択肢を設けておくことで安心ができます。
このように、現在のバイトを辞めても、すぐに他のバイトを探せる環境にある場合は、思い切って辞める選択肢を取るのも一つの手です。
特に、人手不足の職種であれば次の仕事が見つかりやすいでしょう。
「合わない環境にしがみつく必要はない」と割り切ることが大切です!
辞める際の正しい伝え方
退職の伝え方とタイミング
辞める決断をしたら、店長や責任者にきちんと伝えることが大切です。
直接会うのが難しい場合は電話やメールでも構いませんが、退職という重要な連絡は、なるべく直接するのが好ましいです。
すぐに辞めるのはバイト先にとって大きな負担となるため、最低限の礼儀は心がけましょう!
タイミングとしては、事前に忙しくないときに時間を取ってもらい、なるべく早めに伝えるのがマナーです。
職場によっては、「退職の〇〇日前までに責任者に伝える」という決まりがあるため、そのような決まりがある場合はルールに則って伝えましょう。
責任者から許可を貰えれば、即日で辞めることも可能です!
怖くて伝えられないときの対処法
直接伝えるのが正しいとわかっていても、怖くてなかなか直接伝えるのが難しいケースもありますよね。
そんなときに取れる手段としては、
- LINEや電話で伝える
- 退職代行に全部任せる
- バックレてそのまま飛ぶ
上記の3つが挙げられます。
この場合、一番いいのは「LINEや電話で伝える」というものですが、どうしても店長に直接伝えるのが怖い、残り期間に職場へ行くのも辛いという場合は、退職代行に任せてしまうのもありです。
バックレはダメ!絶対!
退職代行は料金がかかるというデメリットはありますが、任せてしまえば以下のような手続きなどをすべて変わりにやってもらうことができます。
- 退職の意思をバイト先に代わって伝える
自分で直接連絡する必要がありません。 - 勤務最終日の調整
即日退職や最短での退職日を交渉してくれます。 - 残っている給与や有給の確認・請求
未払い賃金や有給休暇がある場合の交渉も可能です。 - 引き止めやトラブルの対応
店側からの引き止めや不当な要求に対処してくれます。 - 連絡手段の断絶
退職後の直接連絡を避けるためのサポートを行います。
退職代行の詳細やおすすめの代行業者は下記記事で紹介していますので、参考にしてみてください!
すぐに辞めることで得られるメリットとリスク
早めに新しい道を見つけるチャンス
合わないバイトを早めに辞めることで、自分に合った環境を見つける時間を確保できます。
「ここでは無理だ」と分かっている場所に留まる時間は、次の挑戦への貴重な時間を浪費しているのと同じです。
特に学生や若い世代にとって、時間は非常に価値があるものです。
早めに辞める決断をすることで、前向きな次の一歩が踏み出せるでしょう。
辞めることで甘え癖がつくリスクは?
「すぐ辞める癖がついてしまうのでは?」という不安を抱える人もいます。
しかし、それは辞める際にどれだけ自分と向き合うか次第です。
「なぜ辞めたいと思ったのか」を冷静に分析し、自分の行動を振り返ることで同じ失敗を繰り返さないようにすることができます。
一方で、感情的に辞めるだけでは成長の機会を失うこともあるため注意が必要です。
しっかりと原因を分析し、辞めないような環境の職場を探しましょう!
辞めることによる周囲の目線は気にしすぎない
バイトをすぐに辞めることに対して、周囲から「無責任だ」「甘えている」といった評価をされるのではないかと心配する人もいるでしょう。
しかし、最終的に大事なのは自分の気持ちです。
特に短期間で辞めたバイト経験は履歴書にも記載しない場合が多く、長い人生の中でそれほど大きな影響を与えることはありません。
他人の評価よりも、自分がどう感じたかを優先しましょう。
辞めたら関わりがなくなる人たちなので、「どうでもいいや」と気楽に考えるといいです!
まとめ:すぐに辞めることは甘えではない!
この記事では、合わないバイトをすぐに辞めるべきかどうか、その判断基準や辞める際の注意点について詳しくお伝えしました。
すぐに辞めることに対して「甘え」と思う必要はありません。
むしろ、自分の気持ちや健康を守るための行動として、前向きに捉えてください。
次の一歩を踏み出す際には、自分の経験を振り返り、より良い選択をするための行動を起こしましょう。
この記事を読んで、少しでも気持ちが軽くなった方は、ぜひ行動に移してみてくださいね!