「バイトの面接をすっぽかしてしまった…」
気をつけていても、寝坊したり、忘れてしまったり、急用が入って連絡ができなかったりと、その理由は様々ですよね。
しかし、このミスはかなり致命的なので、早急に適切な対応をとる必要があります。
そこで今回は、面接をすっぽかしてしまった際の正しい対処法や再応募の可能性について詳しく解説します。
店長として、多くの採用に携わってきた経験を基に解説していきます!
バイトの面接をすっぽかした際の対応と挽回の可否
謝罪の連絡は入れるべき?
面接をすっぽかした場合、まず最初に考えるべきことは「謝罪の連絡をするべきかどうか」という点です。
結論から言うと、必ず謝罪の連絡を入れるべきです。
謝罪をした方がいい理由
- 誠意を示すため:
面接をすっぽかされた側としては、「時間を無駄にされた」と感じるのが自然な感情です。 - 再応募のチャンスを得るため:
謝罪をすることで、状況によっては再応募が可能になる場合もあります。 - 今後の印象にも影響するため:
同じ企業で別の店舗に応募する場合や、業界内で情報が共有される場合があります。
とはいえ、今後そのバイト先や同業種に再チャレンジしないつもりであれば連絡を入れないのもありです。
人としてのモラルには欠けますが、今後関わることがないのなら連絡せずとも特に問題にはならないでしょう。
すっぽかされたとしても、家まで行くなどの特別な対応を取ることはありません!
電話とメールどちらで連絡するべき?
連絡手段として「電話」と「メール」のどちらが良いかは、それぞれのメリットを見て判断をしましょう。
電話のメリット
電話は、声のトーンや言葉遣いから誠意を直接伝えやすいですが、忙しい時間帯を避けるなどタイミングに配慮が必要です。
メールのメリット
メールは相手の都合を考慮しやすく、文章で丁寧に伝えられる点が利点ですが、形式的に感じられる可能性があります。
どちらの方法でも、早めに誠実な謝罪を伝えることが最も大切です。
相手に真摯な対応を示すことで、挽回のチャンスが広がるでしょう。
電話の方が早く伝えられるため、メールよりもおすすめです!
再応募はできる?
面接をすっぽかした後でも、再応募が可能な場合はあります。
ただし、その可能性は以下の条件によって変わります。
再応募ができるケース
- 企業や面接担当者による:
企業や担当者によっては再応募不可の場合がありますが、対応してくれるケースもあるため、まずは確認することが大切です。 - 謝罪内容やタイミング:
謝罪の連絡が遅くなるほど、再応募の可能性は低くなるでしょう。 - すっぽかしの理由:
面接をすっぽかした理由が重要です。正当な理由があれば、再応募が受け入れられる可能性が高いです。
どうしても再応募がしたいのなら、今すぐに謝罪の連絡を入れましょう。
もう一度受け入れてもらえる可能性は低いですが、ゼロではないので行動してみる価値はあります。
採用される可能性はある?
再応募が受け付けられたとしても、「実際に採用される可能性はどれくらいあるのか?」と不安に思うでしょう。
採用の可否は、以下の要素に左右されます。
採用されるケース
- 人手不足の状況:
人手が不足している場合、店舗側も多少のミスを許容して採用することがあります。 - 謝罪の対応:
謝罪が誠実であり、遅滞なく行われた場合、「今後はしっかりやってくれるだろう」という印象を与えることができます。 - スキルや適性:
あなたがその仕事に適性があると判断されれば、面接のミスを帳消しにできる可能性もあります。
とはいえ、人手不足が深刻な状況か、すっぽかしても仕方がないと思わせる理由がない限り採用されることはほぼあり得ないでしょう。
また、チェーン店の場合は、他の系列店舗と面接履歴を共有していることもあるため、他の場所でも採用されにくくなる可能性があります。
ちなみに、私が勤めていた企業では、面接の履歴を全店舗で照会できるようになっていました!
面接をすっぽかしたときの謝罪例文
まずは、実際に使える謝罪文をいくつかご紹介します。
メールでの謝罪文
○○様(または採用ご担当者様)
お世話になっております。
本日○○時より面接のお時間をいただいておりました○○(フルネーム)と申します。
このたび、私の不手際により面接を欠席してしまい、大変申し訳ございませんでした。
貴重なお時間をいただいておりましたにも関わらず、このようなご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
誠に恐縮ではございますが、もし再度面接の機会をいただけるようでしたら、ご都合の良い日時をお聞かせいただけますと幸いです。
このような失礼を二度と繰り返さぬよう、より一層の注意を払って対応させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
〇〇 〇〇(名前)
○○○-○○○-○○○○(連絡先)
電話での謝罪文
あなた:
お忙しいところ失礼いたします。
本日○○時に面接を予定しておりました○○(フルネーム)と申します。
採用担当者:
はい、どうされましたか?
あなた:
このたび、私の不手際で本日の面接を欠席してしまい、大変申し訳ございませんでした。貴重なお時間をいただいたにも関わらず、このような形になり、深くお詫び申し上げます。
採用担当者:
(相手の反応)
あなた:
誠に恐縮ですが、もし再度面接の機会をいただけるようでしたら、ぜひ改めてお伺いさせていただければと思います。今後、このような失礼を二度と繰り返さぬよう十分注意いたします。
採用担当者:
(相手の反応)
あなた:
ありがとうございます。それでは、日程などご都合をお聞かせいただけますと幸いです。
このように丁寧に謝罪をすれば、多少は印象が良くなることもあるでしょう。
また、例文では理由が含まれていないので、自分の状況に合わせて理由を加えてみてください。
下手に嘘の理由を騙るよりは、正直に「日程を間違えていた」と謝罪する方が誠意を感じられます!
再応募できた際の面接で気をつけること
面接をすっぽかしてしまった後、再応募のチャンスを得られた場合は、これまで以上に気を引き締めて臨む必要があります。
前回のミスを挽回し、採用担当者に信頼感を与えることを意識して臨みましょう。
面接の冒頭で必ず謝罪を伝える
再面接では、面接の最初に前回のすっぽかしについて謝罪の意を伝えましょう。
この際、理由を簡潔に伝えたうえで、二度と同じことを繰り返さない意思を示すことが大切です。
例文
前回は私の不手際で面接を欠席してしまい、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
このようなことが二度とないよう、今後は十分気をつけます。
また、改めてお時間をいただきありがとうございます。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
誠実に謝罪することで、担当者に誠意が伝わり、信頼回復への第一歩となります。
謝罪だけでなく、再度時間を作ってもらったことに対する感謝の意を伝えましょう!
時間厳守を徹底する
再応募では、時間厳守が何よりも大切です。
一度すっぽかしをしているので、少しの遅刻でも通常の倍以上印象が悪くなります。
余裕を持って出発し、面接会場には10分前には到着するよう心がけましょう。
早すぎるのも、時間ギリギリなのもNGです!
身だしなみや態度をより丁寧に
再面接では、第一印象がさらに重要です。
採用担当者は「以前のミスをどう反省しているか」を無意識に判断します。
そのため、服装や態度に細心の注意を払いましょう。
- 服装:清潔感があり、面接に適した服装を選ぶ。派手すぎる格好は避ける。
- 表情:明るくはっきりとした声で話す。目を合わせて誠実さをアピールする。
- 態度:緊張しすぎないように心がけ、相手の話をしっかり聞く姿勢を示す。
アルバイトの面接なので、スーツを着ろとまでは言いません。
ただし、「サンダルで行かない」「ヨレヨレの服で行かない」など、最低限の清潔感を意識して臨みましょう。
まとめ
面接をすっぽかしてしまったとしても、その後の行動次第で挽回することは可能です。
謝罪の連絡を入れ、再応募に向けて準備を進めれば、良い結果を得られる可能性もあるでしょう。
この経験を糧に、次の面接ではぜひ自信を持って臨んでください!