アルバイトを始める際に、飲食店かコンビニどちらで働こうか迷ったことはありませんか?
どちらも未経験者でも始めやすい職種ですが、その仕事内容や向き不向きには大きな違いがあります。
本記事では、筆者が実際に飲食店とコンビニで働いた経験を元に、それぞれのバイトの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
コンビニ歴5年、飲食店はホールからキッチン、居酒屋、ファミレス、カフェ、食べ放題系まで経験しているので、参考になるかと思います!
コンビニと飲食店はどっちがキツい?
精神的にキツいのはコンビニ
精神的にキツいのは、圧倒的にコンビニだと感じています。
その理由としては、
- クレーマー遭遇率の高さ
- 業務内容の幅広さ
- 時間の流れの遅さ
上記の3点が大きいと言えるでしょう。
コンビニは客の回転率が高く、一度の出勤でかなりの数のお客様と接するので、クレーマーや迷惑客に遭遇する可能性が非常に高いです。
些細なことでブチギレられたり、嫌味を言われることが多いですよね…
他にも業務内容が幅広く覚えることが多かったり、意外にも暇な時間が多いので時間の流れがビックリするほど遅いという点が挙げられます。
しかし、逆に言えば暇な時間が多く、混雑ピークの時間帯も飲食店と比べると楽なので、忙しいのが嫌な人にとっては最高のバイト先と言えます。
体力的にキツいのは飲食店
体力的にキツいのは圧倒的に飲食店だと感じています。
その理由としては、
- ピーク時がとにかく忙しい
- 肌荒れや臭い面の問題
上記の2点が大きいと言えるでしょう。
飲食店ではランチタイムとディナータイムの混雑具合が激しく、ホール・キッチン共にかなり忙しくなります。
特に土日の混雑具合はやばいです!
また、キッチンの洗い場担当の場合は肌荒れもしやすくなり、調理担当の場合は服が油臭くなることも多いです。
これらのことから、体力的にみると飲食店の方がキツいと言えるでしょう。
ですが、忙しく時間の流れを早く感じたいと言う人にとっては最高のバイト先と言えます。
どっちがの方が辛い?世間の声まとめ
どっちも経験ありますが私は飲食店の方がしんどいと思いました。
飲食店のピーク時は店内満席で案内待ちの方も居て、常に急いでないと仕事が回らない感じで…
でもそれ以外はコンビニの方がしんどいかもですね。
常にレジ見て品出しや陳列したり客層もコンビニなので悪い方もいらっしゃいますし。
引用:Yahoo知恵袋
両方経験ありますが、私は飲食店の方がキツイと思います。
コンビニは覚える事が多いですけど、時給が安い事が働いて納得出来ました。
店にもよると思いますけどね(^^)
引用:Yahoo知恵袋
どちらも経験しましたがコンビニの方が楽でした。
飲食は周りを見て動かなきゃいけないし土日なんて地獄です。
それに比べてコンビニは動くことも少なく業務もやることが決まってるので覚えちゃえば楽です。
引用:Yahoo知恵袋
どっちもやったことあるけど コンビニのがキツかったです。
やる事が幅広くて大変でした。 レジや袋詰め、 入荷・整理・品だし・掃除・廃棄処理ももちろん、 郵便物宅急便の取り扱いやら チケットやらの取り扱いやら プリペ携帯やスイカやらのチャージやら 各種カードでの支払い対応 昨今では未成年者への煙草酒類の対応も厳しく確認云々も面倒です。
引用:Yahoo知恵袋
人や働く場所にもよるため、一概にどちらの方がキツいとは言い切れません。
しかし、全体的に見ると飲食店のほうがキツいという意見が多いため、一般的に見ると飲食店の方がキツいのかもしれませんね。
ちなみに、私も飲食店の方がキツいと感じる派です!
コンビニと飲食店の業務内容を比較
コンビニバイトの主な業務内容
コンビニはレジ打ちや品出しだけが仕事だと思われがちですが、実際は幅広い業務があります。
コンビニでの主な業務内容は以下の通りです。
- レジ打ち
- 店内清掃
- 品出し、棚整理
- 商品の検品、発注
- 廃棄商品チェック
- チケットの発券対応
- 宅配サービスの対応
- 公共料金支払いの対応
- フライヤー商品の準備
- プリペイドカード系のチャージ
メインの業務としてはレジ打ちと品出しですが、その他にも宅配サービスの受付や公共料金支払いの受付、フライヤー(揚げ物系商品)の準備などがあります。
その他にも、お客様からの質問(コピー機の使い方案内など)に対応することも多々あり、意外にも幅広い業務を行います。
また、深夜の時間帯になると、フライヤーやコーヒーメーカーの清掃業務なども行うことがあり、日中とは異なる業務が増えることが多いです。
コンビニでは、近所の道案内から機械の使い方など、様々なことを質問されます!
飲食店バイトの主な業務内容
一方、飲食店での主な業務内容は以下の通りです。
- 接客(注文受付や配膳、会計)
- バッシング(片付け)
- 店内清掃
- 調理、仕込み
- 食器洗い
メインの業務としては、ホールスタッフは接客や片付け、キッチンスタッフは洗い物や調理を担当します。
このように、飲食店では役割が明確に分担されていることがほとんどです。
ですが、簡単なデザートの盛り付けなどはホールスタッフが任されていることも多く、店舗によってはホールもキッチンも同じスタッフが担当するようなところも存在します。
小さな店舗だと、ホールとキッチンの役割が一つになっていることが多いです!
コンビニvs飲食店 業務比較表
項目 | 飲食店 | コンビニ |
主な業務内容 | 接客、キッチン業務、清掃 | レジ対応、品出し、清掃、公共料金対応 |
忙しい時間帯 | ランチタイム、ディナータイム、土日 | 朝、昼、夕方のピーク時 |
求められるスキル | 体力、接客・調理スキル | マルチタスク能力、正確性 |
大変な点 | 混雑時は激務、厨房が暑いor寒い | 業務が多岐にわたる、クレーム対応が多い |
メリット | 忙しいことが多く、時間が早く感じる | 暇な時間も多く、ゆっくりできる |
デメリット | ピーク時は激務になるので体力的な負担が大きい | クレーマーや変な人が多いので精神的な負担が大きい |
コンビニと飲食店のシフトや待遇面を比較
コンビニのシフトと待遇
シフト
コンビニバイトは24時間営業が多いため、深夜や早朝シフトを選べる自由度があります。
しかし、一度の出勤人数が2〜3人と少ないため、シフトの希望が通りにくいという一面もあります。
また、曜日や時間で固定シフトにしている店舗もあるため、人によってはやりにくさを感じることもあるかもしれません。
待遇
コンビニの場合、時給は飲食店と比べて低めの時給に設定されていることが多いです。
その代わりと言ってはなんですが、店舗によっては廃棄商品を貰える場合もあります。
しかし、廃棄の持ち帰りは原則禁止となっているため、店長やオーナーの方針次第になってしまい、廃棄を貰えないこともあります!
持ち帰り禁止の店舗で廃棄を持ち帰ると、窃盗罪に問われる可能性があるので注意してください!
飲食店のシフトと待遇
シフト
飲食店は一度に出勤する人数が多いので、コンビニよりはシフトの融通が効きやすいです。
しかし、土日などの混雑が予想される日は出勤を強いられることも多く、人によってはやりにくいと感じることもあるでしょう。
待遇
時給はコンビニと比べて高めに設定されていることが多いです。
また、賄いや社割がある場合がほとんどなので、お得に職場のメニューが食べられることがあります。
ただし、賄いは必ず貰えるものではなく、無条件で貰えるところもあれば、勤務日数や勤務時間の条件があったり、割引だけのところまで様々です。
コンビニと飲食店どっちが向いてる?適正を見分ける基準
マルチタスクが得意ならコンビニ
コンビニは、レジ対応や品出し、清掃、公共料金対応など、幅広い業務を効率よくこなす必要があります。
そのため、一度に複数のタスクを並行して進められる人に向いています。
また、業務の正確さやスピードが求められるため、几帳面で冷静に対応できる性格の人にピッタリです。
逆に、ひとつのことに集中するのが得意な人や、複数の仕事を同時進行するのが苦手な人にはストレスを感じやすいかもしれません。
人と接するのが好きなら飲食店
飲食店では、お客様との接客がメインの業務です。
笑顔での接客や、心配りができる人にはやりがいを感じられる職場です。
また、体を動かす仕事が多いので、体力に自信がある人にも向いています。
一方で、人と話すのが苦手な人や、立ち仕事が苦痛に感じる人には不向きかもしれません。
ただし、キッチン業務専属の場合は接客をほとんどしない店舗もあるので、内向的な性格の人はキッチン専門のバイトを選ぶのも手です。
働き方の自由度を重視するならコンビニ
コンビニは24時間営業が基本のため、シフトの選択肢が広いのが特徴です。
深夜や早朝のシフトを希望する人、学校や別の仕事と両立したい人には便利です。
また、短時間で集中して働くよりも、コツコツと長時間働きたい人にも向いています。
チームプレイを楽しみたいなら飲食店
飲食店はチームで協力して働く場面が多い職場です。
ホールスタッフとキッチンスタッフが連携して業務を進めるため、仲間と協力することにやりがいを感じる人には最適です。
特に忙しい時間帯を乗り越えた後の達成感は、チームで働くからこそ得られるものです。
友達を作りたいなら飲食店の方がおすすめです!
自分の性格やライフスタイルを見直して選ぼう
どちらのバイトも、それぞれの魅力や大変さがあります。
選ぶときは、自分の性格や働きたい時間帯、ライフスタイルに合った職場を選ぶことが大切です。
「忙しい職場でスキルアップしたい」「短時間で稼ぎたい」「接客が苦手だけど稼ぎたい」など、自分の希望をリストアップしてみるのもおすすめです。
まとめ
今回は、コンビニバイトと飲食店バイトを様々なポイントで比較しました。
しかし、働く環境によって辛さはまったく異なるため、一概にどちらがキツいと言うことはできません。
また、それぞれ向き不向きもあるので、今回紹介したポイント参考に、自分に合ったバイト先を探してみてください!