店長として勤務をし、更に複数店舗のマネジメントをしてきた私が、このようなお悩みについて解説いたします!
私はアルバイト勤務を始めて半年で店長を任され、そこから複数店舗のマネジメントを担当するようになったため、店長初心者〜ベテランの意見まで深く理解しています。
そんな経験から、店長になるのには特別なスキルは必要なく、やる気さえあれば誰でもこなせるような仕事であると考えます。
この記事ではそんな“店長”という役職について、「本当に誰でもなれるのか?」という疑問を払拭していただくために、仕事内容から苦労する点まで徹底的に解説していきます!
店長には誰でもなれる?必要な資質とは
特別なスキルや資格は必要ない
結論、店長という役職には誰でもなれます。
冒頭でも解説したとおり、店長になるために特別なスキルは必要なく、資格がなくても取り組める仕事だからです。
ただし、店長といっても“雇われ店長”と“オーナー店長”があり、これによっては難易度がまったく異なります。
オーナー店長の場合は経営者のような立場で仕事をすることになるため、ある程度の経験や知識が求められるでしょう。
それに対して、雇われ店長は上から指示をもらいながら店舗管理・通常業務をするだけなので、基本的業務さえできれば誰でもこなせる役職だと言えます。
雇われ店長は会社でいう管理職、オーナー店長は会社の経営者のような立場!
社会人として最低限の人間性は必要
店長には特別なスキルや資格が不要だと解説しましたが、社会人として最低限の人間性は必要です。
誰でもできる仕事だとはいえ店舗の責任者という立場になるため、自分で物事の判断ができない、他責思考、自己中心的な方には務まりません。
裁量があるからといって自分だけに都合が良い働き方をしてしまうと、従業員は辞めていき、店舗の経営も傾いてしまい、店長としての役割を果たせなくなってしまいます。
店舗の責任者として、責任を持って行動を取ることが大切。
店長の仕事内容
店長の仕事は店舗管理がメインです。
レジ打ちや受付、清掃などの基本的な業務も行いますが、他の従業員に任せて店舗管理業務に集中することが多いです。
- 商品・サービスの売上管理
- 経費の管理
- 集客(SNS運用や広告運用など)
- アルバイトスタッフの採用・育成
- シフトの管理
- イレギュラー・トラブル対応
- 本社、近隣店舗との情報共有
業界によっては特殊な業務が入ってくる可能性もありますが、基本的には上記のような業務が店舗管理のメインとなります。
ただ、店舗管理業務はすべて店長が行わなければならないわけではなく、副店長や店長候補のような立場の従業員に教育をし、業務を手伝ってもらうことも可能です。
オーナー店長は、上記に加えて開業準備や長期的な経営戦略立案の実施、見直しなども行います!
店長の仕事は大変?
店長の業務は、やっていれば誰でもできるようになる簡単なものが多いですが、頭を抱えるようなしんどい業務もあります。
お店を潰さないための売上管理へのプレッシャーもその一つではありますが、同じくらい大変なのがイレギュラーやトラブルへの対応。
イレギュラーやトラブルは思っている以上に頻発します。そして、そういった店舗で起こった面倒事への対応は、お店のトップである店長へ回ってくるのです。
休日でも早急に対応、出勤しなければいけないこともあります!
店長の仕事は楽しい?
店長は業績やお客様からの感謝がダイレクトに響き、やりがいを感じることができます。
ですが、それよりも
これが一番の魅力点だと言えるでしょう!
あなたも学生時代に、賑やかで楽しいバイト先、もしくは和やかで落ち着いたバイト先で働きたいなど思った経験はありませんか?
そういった職場の環境を、自分の努力次第で作れてしまうのが店長という役職です。
もちろん従業員によっても雰囲気は変わりますが、基本的には店長次第で職場の雰囲気の大枠が決まります!
緩い職場にすることも可能ですが、不祥事も店長の責任になってしまうのでやり過ぎは注意です!
店長になる方法
店長を任されるケース3選
店長を任される流れは大きく分けると3パターンあり、店舗によって基準は様々です。
よく聞くものだと、アルバイト、もしくは正社員(非店長)が一定の評価基準・テストの点数を満たしたときに店長を任されるケースがありますよね。
しかし上記以外にも、急に店長が退職してしまった場合などには、評価基準関係なく最も業務がこなせる、もしくは最も信頼できる人物が店長に任命されるケースもあります。
レアケースにはなりますが、こういった昇格チャンスが巡ってくることもあるので、日々業務へは真剣に取り組んでおきましょう!
評価基準には、業務の習熟度だけでなく勤続年数なども含まれている場合もあります!
店長になりたい場合はどうアピールするべき?
新しく店長が必要になった場合は、副店長やバイトリーダーのような役職の人物に店長を任せるというのが一般的なため、率先して業務に携わり、そういったポジションを獲得しておくのがよいでしょう。
しかし、企業によっては”やる気”や”行動”を軸に任命するケースもあります。
私が以前勤めていた会社では、「自分からやりたいと言ってきた人にしか任せない」というのが代表の考え方で、実際、アピールし続けていたアルバイトスタッフが新規立ち上げ店舗の店長に就任したことがありました。
極端な考え方ではありますが、こういった”自分から行動・アピールできるほどの熱意”というのは少なからずどの企業も気にしているはずです。
そのため、「将来的に店長を目指していきたい」という意志をアピールをしつつ、しっかりと行動でも示していきましょう!
店長になるためには、業務面、人間性ともに”信頼できる人”と思ってもらえるかが重要!
まとめ:店長には誰でもなれる
繰り返しになりますが、店長という役職には誰でもなれます。
特別なスキルや資格も不要で、仕事内容も特別難しいことはないため、社会人として最低限の人間性さえあれば店長の仕事はこなせるでしょう。
しかし、”店長”という役職は一つの店舗につき1つだけ。
そのため、店長になりたいと考えている方は、他の従業員たちよりも業務面、人間性の部分で信頼をしてもらえるような立ち回りを心がけていきましょう!